借用書に最低限記載すべき事項|金銭貸借の約束|公正証書(契約書)作成サポート
ご自分で借用書(金銭消費貸借契約書)を作る場合の留意点
金銭貸借の借用書を自ら作成する場合、貸借の金額、日付、当事者の表示(署名等)のほか、後々のトラブル防止や解決のためにできるだけ次の点を定めるようにして下さい。
- 弁済期
返済期日を定めます。
- 支払方法
一括返済なのか分割返済なのか、また分割返済の場合はその回数や各回の返済金額などを定めます。
- 利息・遅延損害金
利息の定めや期日に支払いが無かった場合の違約金、またその利率や計算方法などを定めます。
- 期限の利益喪失
債務者に一定の事由が生じた場合に、「支払期日までは返済しなくてよい」という債務者の利益を奪う定めです。
これらの事項については、債権者(貸主)・債務者(借主)それぞれに有利な内容を定めることができますが、記載に明確性がなく曖昧であったり、また適法性や社会的妥当性に欠けていると有効な契約書となりません。
ご自分で借用書を作成されるときは、この点十分ご注意下さい。