告訴状・告発状の記載事項
告訴状・告発状の書き方(記載事項)
告訴状(告発状)の書式は決まっていないとされてはいますが、以下の各項目をそれぞれ分けて読みやすく記載した方がよいでしょう。
用紙に関する決まりはありませんが、A4版縦置きで横書きにするのが基本です。
【告訴状(告発状)の記載事項】
- 作成年月日
- 提出先(宛先)
所轄官公署(署長)名を記載します。
- 告訴人
告訴人の住所、氏名、連絡先を記載します。
(作成者は署名捺印をします。)
- 被告訴人
被告訴人の住所、氏名等を記載します。分からなければ「不詳」と記載することもできますが、できるだけ被告訴人を特定できる事項を記載することが重要です。
- 告訴の趣旨
被告訴人の行為が何罪に当たると考え、被告訴人を厳重に処罰してほしい旨の文言を記載します。
- 告訴事実
犯罪日時、場所、犯人が行った具体的な行為等を記載します。
- 証拠
証拠について記載します。
- 添付書類等
告訴状に添付する証拠資料等について記載します。
その他の留意事項として、告訴状(告発状)の用紙が数枚になる場合には契印をします。
訂正する場合は訂正印を使用しますが、訂正箇所が多すぎる場合は、改めて作成した方がよいでしょう。
また、犯行の日時や場所について正確に特定できなければ「~時頃」や「~の辺り」でもよいとされています。
なお、官公署に提出する告訴状は1通ですが、控えの作成もしておきます。